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2023年4月3日
強力なパワーで作業を行うエアーツールを使用する際に欠かせないのがコンプレッサーです。
 これからコンプレッサーを導入しようと検討している方の中には、コンプレッサーの常圧と高圧で悩んでいる方がいらっしゃるでしょう。

 そこで今回は、常圧コンプレッサーと高圧コンプレッサーの違いについて紹介します。
ここではまずコンプレッサーの常圧と高圧の違いについて紹介したいと思います。
 これからコンプレッサーを導入する方に向けて簡単に説明するので、ぜひ覚えていってくださいね。
そもそもコンプレッサーというのは、空気を圧縮するための機械です。
 コンプレッサーにはさまざまな使用方法があります。
 使用方法に合わせて専用のものが販売されています。
その中でも常圧タイプとされているものは、空気圧がおよそ0.3メガパスカルです。
 自動車のタイヤと同じくらいの空気圧と思ってもらえれば、少しはわかりやすいでしょう。
次に高圧タイプですが、名前の通り常圧よりもより高い空気圧を作り出します。
 こちらのタイプは空気圧がおよそ2メガパスカルです。
 常圧タイプと比較すると7〜8倍の空気圧です。
高い空気圧を作るということは、その負荷に耐えられるだけの頑丈な機構が必要です。
 そのため、高圧タイプは常圧タイプよりも値段が高いです。
ここまででも常圧と高圧の違いについてはなんとなく理解していただけたかと思います。
 しかし、より明確に両者の違いが現れるポイントがあります。
 それはエア工具が対応しているかという点です。
コンプレッサーはエア工具を使用するための機械です。
 そして、そのエア工具には常圧対応のものと高圧対応のもののどちらであるかが記載されています。
 そのため、使用するエア工具に適したコンプレッサーを準備する必要があります。
常圧は低めの空気圧を作り出し、高圧は高い圧縮をかけてパワーアップさせたものです。
常圧と高圧の違いについて理解できたでしょうか。
 コンプレッサーには常圧と高圧以外にもさまざまな種類分けができます。
 たくさんあるタイプの特徴について説明するのも良いですが、選定方法を先に教えて欲しいと思っている方は多いでしょう。
 そのため、ここからはコンプレッサーの選び方について紹介します。
1つ目の選定方法は、オイル式かオイルレス式で選ぶことです。
 オイル式はコンプレッサーの中でも非常に安価という特徴があります。
 最も使用されることが多いです。
 また、作り出されるエアーの中にオイルが含まれるというのも特徴的です。
安価に導入できるためにさまざまな場所で使用されていますが、エアーの質が求められるような現場で使用することは難しいです。
 また、吐出した空気にオイルが含まれることから外部フィルターで純度の高いエアーを使用しているところもあります。
オイルフリー式は、吐出されるエアーにオイルが混ざらないタイプのものです。
 塗装業や食品製造業、医療現場においては品質・衛生上綺麗な空気が求められます。
 しかし、綺麗な空気を作るというのは高度な技術とコストが必要なのです。
 そのため、オイル式よりも値段は高いでしょう。
2つ目の選定方法は、空気タンクの容量で選ぶことです。
 コンプレッサーには圧縮した空気を溜めておくタンクがあります。
 タンクの容量が大きければ大きいほど使用できるエアーの量も多くなります。
 つまり、たくさんの作業ができるということです。
タンク内の空気がなくなると、モーターが動き出し空気を取り込み始めます。
 しかし、タンクに空気が溜まるのを待つ必要があります。
 また、頻繁に圧縮空気の溜め込みを繰り返すと、内部の部品は消耗していきます。
 作業量に合ったタンク容量のコンプレッサーを選びましょう。
3つ目の選定方法は、最高圧力で選ぶことです。
 コンプレッサーは電源をいれるとモーターが回転して、タンク内に圧縮空気を溜め始めます。
 そして、一定の圧力になるとモーターは停止するのですが、この瞬間のタンク内の圧力が最高圧力となっています。
 この値が大きいほど高圧で空気を溜められます。
 つまり、作業できる時間が長くなるということです。
もし釘打ちなどで高圧のエアーが必要な場合は、しっかりと適切なコンプレッサーを選ぶ必要があります。
 こちらが先ほど紹介した常圧と高圧に関わる部分ですね。
4つ目の選定方法は、静音性で選ぶことです。
 コンプレッサーというのは動作音や振動が非常に大きいです。
 そのため、周囲に住宅街がある場合は、低騒音や低振動、静音タイプの機種を選ぶ必要があるでしょう。
 オイルタイプとオイルレスタイプの両方で静音タイプが発売されています。
本稿は、常圧コンプレッサーと高圧コンプレッサーの違いについて紹介しました。
 それぞれの違いについて十分理解していただけたでしょうか。
 これから導入を検討している方はぜひ選定の方法を参考にしていただければ幸いです。
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