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2023年8月7日
コンプレッサーとは、空気を吸い込み、圧縮した空気を空圧機械に供給する機械のことを指し、空気圧縮機と別名で呼ばれています。
金属加工や食品加工など、様々な用途で使用されています。
そこで今回は、コンプレッサーの購入を検討されている方に向けて、コンプレッサーの種類とエアコンプレッサーを選ぶコツ、さらにコンプレッサーが故障する原因について紹介します。
1.スクリューコンプレッサー
スクリューコンプレッサーは、中〜大容量のコンプレッサーに採用されています。
また、オスとメスロータの2本のスクリュー間で連続して圧縮する構造となっています。
さらに、ローターの回転により連続で圧縮するため、比較的振動と騒音が小さくなっています。
2.レシプロンコンプレッサー
レシプロンコンプレッサーは最も普及しているコンプレッサーです。
シンプルな構造で、空気やガスなど多用途に使えます。
また、比較的小型の機種に多く採用されています。
ただ、往復運動で圧縮を繰り返すと、騒音や振動が大きくなるため、周囲への騒音が気になる場所の設置には向いていないです。
3.スクロールコンプレッサー
スクロールコンプレッサーは、最も低振動・低騒音に優れています。
小容量のコンプレッサーに採用されており、低騒音を重視する環境に設置されています。
また、渦巻き状の圧縮部が回転して空気を圧縮する構造となっており、コンパクトです。
1.タンク容量で選ぶ
タンク容量が大きければ大きいほど、よりたくさんの空気を貯めることが可能です。
たくさん空気を貯められるため、連続作業ができます。
さらに、空気圧縮の動作時間が短くなるため、圧縮機内部シリンダの摩耗が減り寿命も延ばせます。
しかし、タンク容量が大きいとその分重量や寸法も増えてしまうので、覚えておきましょう。
持ち運びを検討しているなら、「12L〜15L」までを目安にしてみましょう。
2.吐き出し空気量・馬力で選ぶ
吐き出し空気量は馬力によって異なり、馬力が大きくなるほど吐き出し空気量も増えます。
吐き出し空気量が多くなるほどタンクへの充填が短い時間で済むため、連続して使用したい方には、吐き出し空気量が多い機種をおすすめします。
ただ、吐き出し空気量基準で選ぶなら、「使用したいエアツールの空気消費量に対して1.2倍~1.5倍程度の吐き出し空気量」になるようなエアーコンプレッサーを選んでみましょう。
長期間、安定して使用できます。
3.タンク内最高圧力で選ぶ
タンク内最高圧力が高いほど圧力が低下して再始動するまでの時間が長くなるため、連続で作業できる時間が増えます。
一般的な機種だと0.8MPa程度ですが、1.0MPa程度まで上げられる機種もあります。
4.オイルフリー式と給油式
内部機構に潤滑にオイルを使う給油式と、オイルを使わないオイルフリー式があります。
・給油式
一般工場用機械の作動用エア源に適しています。
メリットとして、「耐久性や連続運転時間に優れる」、「オイルフリー式と比べて低騒音・低振動」が挙げられます。
しかし、「オイルで潤滑するので、吹き出しエアに微量のオイルミストが混じる」、「オイル交換に手間がかかる」がデメリットとして挙げられますので、注意が必要です。
・オイルフリー式
食品や塗装、医療等の様々な用途に対応できます。
メリットとして、「オイルの混じらないクリーンな吐き出しエア」、「オイル交換が不要」、「メンテナンスが容易」であることが挙げられます。
ただ、「耐久性や連続運転時間に制約がある」、「騒音・振動が大きい」、「給油式とくらべて高価」などがデメリットなので、覚えておきましょう。
1.ゴミ詰まり
工場内でコンプレッサーを使用すると、鉄粉や石粉などがコンプレッサー周辺に飛来し、目詰まりを引き起こす原因となります。
目詰まりが起こることで、昇圧不良や吐き出し空気量の低下が発生し、結果的には破損するでしょう。
2.冷媒漏れ
コンプレッサーには冷媒の温度を調整するパーツとしての機能があり、集めた空気を圧縮しながら、冷媒を熱が放出しやすい程度の温度に調整します。
ただ、配管工事や室外機の移動で損傷すると冷媒ガスが漏れ出し、それに伴い内部のガスも漏れ出します。
結果的には、オイル不足が発生し、故障してしまうでしょう。
3.劣化
コンプレッサーの一般的な寿命はおよそ10年で、それを超えたら部品を交換したりメンテナンスを実施したりしましょう。
適切な処置を施さないと、変な音が発生したり、パワーが低下したりします。
コンプレッサーには3種類あり、「スクリューコンプレッサー」と「レシプロンコンプレッサー」と「スクロールコンプレッサー」があります。
スクリューコンプレッサーは中〜大容量のコンプレッサーに、レシプロンコンプレッサーは比較的小型の機種に、スクロールコンプレッサーは小容量のコンプレッサーに採用されています。
また、エアコンプレッサーを選ぶ際は、タンク容量や吐き出し空気量などといったスペック別に着目し、選んでみてください。
さらに、コンプレッサーを長持ちさせるためには、ゴミ詰まりや冷媒漏れなどの故障原因を把握し事前に対処しておきましょう。
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