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2023年9月13日
工場や建設現場などで多く使われる、コンプレッサー。
現場で実際に作業をしていないと、馴染みのないものと認識してしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、いざ使用するときに、どんな物なのか、どんな構造をしているかなどを知っていないと、事故につながってしまうことも。
そこで今回は、コンプレッサーはどんなものなのか、構造や種類について解説します。
コンプレッサーとは、別名「空気圧縮機」と呼ぶように、空気を圧縮してその空気圧を利用するための機械です。
自転車の空気ポンプが電動モーターを使って動くイメージを考えると、コンプレッサーの動作原理が分かりやすいでしょう。
トンネルやダム、道路工事の際に多く使われている機械です。
コンプレッサーが生み出す圧縮空気は、各種の空気圧利用機器の動力源として利用されます。
空気圧利用機器は使用目的に応じて必要な圧力や空気量、エアーの品質が異なるため、コンプレッサーもそれぞれの要求に適応するためにさまざまな種類が存在します。
上記の説明では、「日常生活にはあまり関係がない機械」と感じる人もいるかもしれません。
メーカーや製造業にお勤めの方にとっても、馴染みがないものだと抵抗感を覚えてしまう方も。
しかし、実際にはコンプレッサーは私たちの身近なところで広く活躍しています。
具体的な例を挙げてみると、エアコンや冷蔵庫の部品として組み込まれていることが挙げられます。
これに加えて、自動車のエンジン、医療機器、製造業のプロセス制御、食品加工、建設業など、日常生活の多岐にわたる場面で利用されており、私たちが快適な暮らしを送るためのサポートをしてくれているのです。
コンプレッサーのうち、容積型のものは、以下の3つに分類されます。
それぞれ特徴や構造に違いがあるので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
・スクリューコンプレッサー
スクリューコンプレッサーは、最も普及度の高い種類のコンプレッサーです。
オスとメスのローターと呼ばれる2本のスクリューが連続的に回転し、その間でガスを圧縮する構造になっています。
ローターの回転による連続圧縮によって、振動と騒音が軽減され、中〜大容量のコンプレッサーとして広く採用されています。
・レシプロンコンプレッサー
レシプロコンプレッサーはとてもシンプルな構造をしており、空気やガスなど多様な用途に広く活用されています。
ただし、往復運動による圧縮のため、騒音や振動が増加する特徴があるため、騒音が気になる環境には適さないかもしれません。
比較的小型の機種に多く見られる構造のコンプレッサーです。
・スクロールコンプレッサー
低振動かつ低騒音性において優れているのが、スクロールコンプレッサーです。
渦巻き状の圧縮部が回転して空気を効率的に圧縮するコンパクトな構造をしており、主に小容量のコンプレッサーとして採用され、特に低い騒音が重要視される環境に設置されています。
コンプレッサーを誤って使用してしまうと、事故が発生しやすくなります。
そのためコンプレッサーを選ぶ際には注意すべきポイントがあり、以下でご紹介します。
コンプレッサーは、種類ごとに対応できる吐出圧力や仕様空気量が違っています。
そのため重要なのは、「どの吐出圧力に対応しているか」と「空気容量はどれくらいまで対応可能か」という2つのポイントを正しく確認しておくことです。
コンプレッサーを選ぶ際には、使用する空気量に関してJIS規格に基づいた吐出量を確認する必要があります。
これらの情報は製品の仕様表に記載されていますが、安全かつ快適な使用を保証するために、予定使用量の10パーセント程度の余裕を考慮して選ぶことをおすすめします。
複数の圧縮方法を選択できるコンプレッサーを使用する場合は、実行手順や用途に応じて使い分けることが非常に重要です。
各圧縮方法にはそれぞれのメリットとデメリットが存在するため、それらにも注目することが大切です。
コンプレッサーには、無給油式(オイルフリー)、給油式、および水潤滑式の3つのタイプが存在します。
給油式は機器の潤滑を確保するためにオイルを使用しますが、無給油式は名前の通りオイルを使用しません。
水潤滑式のものは、内部に水を注入して機械がスムーズに動くよう働きかけます。
各コンプレッサータイプごとに異なる潤滑方式がありますので、あらかじめ必ず確認してから選んでくださいね。
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