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2026年2月18日
毎年、気温が30℃を超える真夏日になると、多くのお客様から「コンプレッサが異常温度で止まった!すぐに来てほしい!」という緊急コールをいただきます。 生産ラインの心臓部であるコンプレッサが停止すれば、工場全体の操業がストップし、莫大な損失が発生します。
その原因の9割は「コンプレッサ室の熱ごもり」によるオーバーヒートです。 「夏になってから考える」では手遅れです。気温が上がり始める前の今こそ、排気熱を適切に処理する「換気・ダクト工事」を検討すべきベストタイミングです。今回は、コンプレッサを熱から守るための具体的な工事手法について解説します。
スクリューコンプレッサなどの空気圧縮機は、投入したエネルギーの約80〜90%が「熱」に変わると言われるほど、巨大な発熱体といえます。 本来、カタログスペック上は周囲温度40℃程度まで稼働可能ですが、適切な排気工事がなされていない場合、以下の現象が起こります。
①コンプレッサが自身の排気した熱風(50〜60℃以上)を室内に放出する。
②換気が追いつかず、室温が急上昇する。
③コンプレッサが、その熱い空気を再び「吸気(冷却用・圧縮用)」として吸い込む。
④冷却効率が著しく低下し、油温が上昇。保護装置が作動してトリップ(強制停止)する。
扇風機で風を当てたり、パネルを開放したりする応急処置を見かけますが、根本的な解決にはなりません。必要なのは、下記のような熱を屋外へ逃がすための工事です。
最も効果的な対策は、コンプレッサの排気口にダクトを直結し、熱風を強制的に屋外へ排出することです。
・施工のポイント: 単にダクトを繋ぐだけでは、排気抵抗が増えてしまい、逆にオーバーヒートの原因になることがあります。「許容圧損内」のダクト径・長さで設計・施工する必要があります。
・冬場への配慮: 冬場は逆にコンプレッサ室が冷えすぎてドレン凍結のリスクがあるため、ダクトに「夏冬切り替えダンパー」を設置し、冬は排気熱を室内暖房として利用できる設計にします。
「排気」ばかりに目が行きがちですが、排出した分と同じ量の新鮮な空気を「給気」しなければ、室内が負圧になり、換気扇の能力が落ちます。したがって、コンプレッサの吸気口側に、新鮮な外気を取り込めるよう、壁にガラリ(通気口)を増設します。「吸気→コンプレッサ→排気」という空気のフローを作ることで、冷却効率を最大化します。
どうしても現在の設置場所で熱対策が難しい(狭すぎる、換気が取れない)場合、建屋の北側や風通しの良い場所へコンプレッサ自体を移設する工事や、屋外設置仕様のパッケージ(防雨型)への更新を提案します。配管や電源の引き直し工事もセットで行います。
コンプレッサのオーバーヒート対策は、エアコンを入れることだけではありません。
夏場、コンプレッサ室に入ると息苦しいほど暑い。
過去に一度でも温度上昇のアラームが出たことがある。
コンプレッサが増設されており、排気がぶつかり合っている。
これらに該当する場合、今年の夏にコンプレッサーが停止するリスクが高いと言えます。本格的な暑さが到来する前に、ぜひ一度、コンプレッサーおよび換気・ダクト工事をご検討ください。特に、東京・神奈川を中心として、南関東での工事は迅速な対応が可能です。
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