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クレーンが故障した?点検箇所と修理依頼について紹介します!

2021年10月25日

「クレーンが故障してしまったが修理の依頼方法を知りたい」
「クレーンの点検箇所について知っておきたい」
このようにお考えの方は多くいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、クレーンの点検箇所や修理の依頼方法について紹介します。

 

□クレーンの点検箇所

ここではクレーンの点検箇所について紹介します。
点検作業で不安な点がある方や今一度点検箇所を再確認したい方はぜひ参考にしてください。

クレーンを所持している事業者様には定期的な点検が法令によって義務付けられています。
点検は主に4種類に分けられるので、各種類のご紹介をさせていただきます。

1つ目は、年次定期自主検査です。
労働安全衛生法と土法に基づくクレーン等安全規則により定められている点検です。
クレーン設置後1年以内ごとに1回は、定められた項目に関する自主点検を行う必要があります。
こちらは吊り上げ荷重500キログラム以上のクレーンであれば1年に1回でも使用する場合は点検を行いましょう。

点検項目は以下を参照ください。
・構造部分、機械部分、電気部分、ワイヤーロープ、吊り具、基礎の異常の有無
・定格荷重に相当する荷を吊って、吊り上げ、走行、旋回、トロリの横行などの定格速度による作業の実施

2つ目は、月次定期自主検査です。
一月以内ごとに決められた項目に関する点検をします。
先ほどと同じ条件のクレーンで、かつ1ヶ月に1回でも使用するのであれば点検をしてください。

点検項目は以下を参照ください。

・巻過防止装置その他の安全装置、過負荷警報装置その他の警報装置ブレーキおよびクラッチの異常の有無
・ワイヤーロープおよび吊りチェーンの損傷の有無
・フックやグラブバケット等の吊り具の損傷の有無
・配線や集電装置、配電盤、開閉器およびコントローラーの異常の有無
・ケーブルクレーンの場合、メインロープやレールロープ、およびガイロープを緊結している部分の異常の有無、ウインチの据え付けの状態確認

3つ目は、作業開始前の点検です。
こちらも上記2つと同様の条件ですが、作業開始前に行うという点に注意が必要になります。

点検項目は以下を参照ください。

・巻過防止装置やブレーキ、クラッチおよびコントローラーの機能
・ランウェイの上およびトロリが横行するレールの状態
・ワイヤーロープが通っている箇所の状態

また、上記の定期点検以外にも点検をしなければならないタイミングがあります。
それは、暴風に見舞われた後や地震発生後です。
瞬間風速が30メートル毎秒を超える風が吹いた場合、震度4以上の地震が発生した場合に点検をすることが決まっています。
各部に異常が発生していないかを確認してから作業を始めてください。

 

□修理の依頼から完了までの流れについて

ここまではクレーンの点検箇所についての説明をしました。
では、実際に点検をしたときに故障を発見した場合は修理を依頼する必要がありますよね。
ここからは修理の依頼から修理完了までの流れについて紹介します。

工事や修理メンテナンスは、当サイトのお問い合わせフォームかお電話にてご依頼ください。
ご依頼をいただき次第お客様の要望をしっかりとヒアリングさせてもらい、設備の状態を確認するために簡易診断や聴音診断などの現地調査を行わせていただきます。

当社では、図面と現状の寸法やレイアウトに相違がないかを確認します。
相違が見受けられる場合には現場に合わせて実測させていただきますのでご安心ください。

次に仕様書から見積書を提出します。
現地調査終了後、調査結果とお客様より提出いただいた仕様書をもとに見積書を作成いたします。
仕様書がない場合は当社で仕様書を作成いたしますので、ご安心ください。
この場合は、見積書と合わせて仕様書を提出させていただきます。

工期や予算についての要望がある場合は、お気軽にお申し付けください。
特に生産ラインに支障が出ることを心配される方が多いですが、冗長性を考慮した仕様書と見積書を作成しております。

見積書の内容に問題がなければご注文書の受領にてご成約となります。
口頭での注文はお受けいたしかねますので、ご了承いただけますと幸いです。

成約後にはお客様と施工工程に関する打ち合わせを行い、作業員名簿や下記仕様に関する書類についても対応いたします。
施工前には危険予知ミーティングを実施して起こり得るリスクの抽出を関係者全員で行い、工事、修理メンテナンス完了後は、試運転を行います。
問題なく稼働するかをお客様の立ち合いのもと確認しますので、不明な点がありましたらご相談ください。

工事や修理内容に問題がなければここで引渡しとなります。
引き渡しの際に要望があればお申し付けください。

□サービス内容について

ここからは当社が行っているサービスの詳しい内容について2つ紹介します。

1つ目は、クレーンやチェーンブロックの選定からメンテナンスまで一貫対応するサービスです。
長年培ってきた知識、技術を生かして適切なクレーンやチェーンブロックの選定をさせていただきます。
工場内の現地訪問から最適な環境改善の提案をさせていただきますので、選定や新設、定期点検をお考えの方はお気軽にお申し付けください。

2つ目は、迅速な現場確認とフォロー体制です。
急な工事の対応や設備異常にも迅速に対応いたします。
メーカーへの依頼では間に合わない場合もあるかと思いますが、そういった場合はぜひ当社にお任せください。

□まとめ

今回は、クレーンの点検箇所や修理の依頼方法について紹介しました。
クレーンの点検から修理の流れ、当社サービスについてご理解頂けたかと思います。
クレーンに異常が発生している場合は、お気軽に当社までご連絡ください。

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