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2022年10月4日
「コンプレッサーの寿命ってどれくらいの長持ちするのだろうか」
メンテナンスのことも考えると、コンプレッサーの耐用年数は知っておきたいですよね。
耐用年数の表示通りに長持ちさせるためには日々のメンテナンスが欠かせません。
そこで今回は、コンプレッサーの耐用年数と長持ちさせるための秘訣を紹介します。
コンプレッサーは機械装置の1つで、モデルによって取り扱う機体や圧縮方式、仕組みなどが異なっています。
そのため、用途も業種によってさまざまです。
そして、使用する業種によってコンプレッサーの耐用年数も異なります。
まずはコンプレッサーの勘定科目は機械装置です。
そして、以下のような用途があります。
・金属加工
・食品加工
・医薬品や化粧品の製造
・電子部品の製造
機械装置の法定耐用年数というのは、使い道によって変化します。
以下では具体例として、金属加工と自動車加工における耐用年数について紹介します。
鋼鉄業用設備や非鉄金属製造業用設備、金属製品製造業用設備などの設備として使用されています。
これらの場合、全てが一律で耐用年数が決まっているわけではありません。
それぞれの種目はさらに細目で分かれています。
ここで一例として2つの細目を紹介します。
・金属被覆及び彫刻業又は打はく及び金属製ネームプレート製造業用設備:6年
・その他の設備:10年
自動車関連の場合は、自動車の整備か自動車を運用しているかなどによって耐用年数が変わります。
自動車整備業用の設備であれば、タイヤの空気を入れるものは15年です。
宿泊業用設備であれば10年です。
ここからはコンプレッサーが故障する原因と長持ちさせるためのポイントを紹介します。
まずは故障原因についてみていきましょう。
故障原因1:ゴミ詰まり
工場内で使用していると、鉄粉や石粉、研磨粉、木屑などの細かなゴミがコンプレッサーの周辺に飛来していることが予想されるでしょう。
これらのゴミが原因で目詰まりを引き起こす可能性があります。
目詰まりが起きると、昇圧不良や吐出空気量の低下が発生するかもしれません。
この状態を放置していると、破損してしまうでしょう。
故障原因2:冷媒漏れ
コンプレッサーには、冷媒の温度をコントロールするパーツとしての機能があります。
集めた空気を圧縮しながら冷媒が熱を放出しやすい温度に調整します。
ただし、配管工事の段階で不具合が発生していたり、室外機の移動によって損傷したりすることで、冷媒ガスが漏れ出してしまうことがあります。
ガスが漏れてしまうと、内部のオイルも同時に漏れてしまいます。
オイルが漏れるということはオイル不足が発生するということです。
オイル不足によって摩擦が大きくなると、故障してしまうでしょう。
故障原因3:劣化
コンプレッサーの一般的な寿命はおよそ10年とされています。
10年を過ぎたら部品を交換したり、メンテナンスを実施したりすることをおすすめしています。
また、吸込温度についても注意が必要です。
もし温度が40度以上に達しているのであれば、潤滑油が劣化してしまう可能性があります。
コンプレッサーの間隔を空けずに設置している場合も、それぞれの機械が相互に温度の影響を受けて劣化が早まるでしょう。
コンプレッサーは寿命が近くなると、変な音が発生したり、嫌な臭いが発生したり、パワーが低下したりすることがあります。
以下で問題点を列挙します。
1.設置方法の問題点
・電流が不足
・逆回転で使用
・電源コードが細い、または長すぎる
・部屋の喚起不足 室内温度が40度を超える
・腐食性ガスを吸い込んでいる
2.メンテナンスの問題点
・オイルの不足、交換点検不足
・エアフィルターの汚れ
・付帯設備、配電盤ヒューズ等の劣化による通電不良
・差し込みコンセント等の緩み
3.選定ミス
・使用目的より能力が小さすぎて負担に耐えられない
上記の問題点がお使いのコンプレッサーに該当していないかを確認してみてください。
もし問題が見受けられた場合は早急に改善しましょう。
最後に定期点検を行うメリットについて紹介しておきます。
メリット1:維持費の削減
定期点検のメリットは、予防保全ができることでしょう。
突然の故障を防止できるということは無駄なコストを削減できるということです。
メリット2:事故の防止
大きな不具合が発生してしまい、機会損失につながるという事例はよくあります。
定期点検を行うことで、安心安全にコンプレッサーを稼働できます。
今回は、コンプレッサーの耐用年数と長持ちさせるための秘訣を紹介しました。
耐用年数まで長持ちさせるにはメンテナンスが必須と言えます。
長持ちさせるためのポイントを参考にしながら、日々の定期点検を忘れないようにしてくださいね。
コンプレッサーに関してわからないことがあればお気軽に当社までご連絡ください。
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