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2023年4月3日
工場でコンプレッサーの使用を検討している方に知っていただきたいのが選び方です。
選び方を知らなかったり、理解できていなかったりすると、失敗してしまうのがコンプレッサーです。
そこで今回は、コンプレッサーの用途と選定方法について紹介します。
ここではまずコンプレッサーがどういったものかについて紹介したいと思います。
コンプレッサーが何かわからないという方はぜひ覚えていってくださいね。
コンプレッサーは、compressという英語からきており、圧縮するという意味があります。
気体を圧縮することで圧縮空気を生み出す機械です。
圧縮空気が使用されているのは主に工場で、ほとんど全ての工場で使用されています。
例を挙げると、工作機械の工具の脱着や切りくずのエアーブロー、ツールチェンジの回転などさまざまな使用方法があります。
そのため、コンプレッサーが停止してしまい、圧縮空気の供給が止まってしまうと工場の生産自体が止まります。
まさに工場における心臓と言っても過言ではありません。
また、コンプレッサーはかなりの電力を消費することで有名です。
工場全体で使用する電力のおよそ25パーセントを占めることもあります。
そのため、省エネ性能の高いコンプレッサーを導入したり、エアシステム全体を最適化したりすることが必要になることもあるでしょう。
ここではコンプレッサーの種類について紹介します。
そもそもコンプレッサーというのは、機能や形状、圧縮方式によってさまざまな種類分けが可能です。
ここではその中でも、圧縮方式に焦点を当てて話を進めたいと思います。
・レシプロコンプレッサー
こちらはシリンダー内のピストンをモーターで往復運動させることによって空気を作っています。
小型から中型のものが多いため、大きなスペースを取らないという利点があります。
音や振動は最も大きいですが、コストは抑えられます。
・スクリューコンプレッサー
こちらはスクリューローターを活用して空気を圧縮するタイプのものです。
回転式コンプレッサーと呼ばれることもあります。
こちらのタイプには、オイルを使用するタイプとそうでないタイプの2種類があります。
・スクロールコンプレッサー
こちらは渦巻き形状の装置を利用して圧縮空気を作り出します。
渦巻き形状の1つは固定されており、もう一方が周回するという仕組みになっています。
空気圧縮率が高く、静音性も高いという特徴があります。
ここからはコンプレッサーの選び方について紹介します。
コンプレッサーを選ぶ際に大切なポイントは4つあります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
・エアーの品質について
製造業用と工場用ではエアーの品質が大きく2つに分けられます。
その2つは、オイルを含むものとそうでないものです。
一般的にはエアーにオイルが含まれていることの方が多いでしょう。
しかし、オイルが含まれていることで製品の仕上がりに悪影響が発生する場合は、クリーンなエアーが求められます。
給油式とオイルフリーコンプレッサーの違いについて簡単に紹介しますね。
給油式とオイルフリーのコンプレッサーでは、エアーに含まれている油分や水分、ダストの量に違いがあります。
もし油分を含まないクリーンなエアーを希望するという方は、オイルフリーのコンプレッサーを選びましょう。
また、給油式のコンプレッサーは排出されるドレンにも油分が含まれています。
排出されるドレンもクリーンな状態のものが良いという場合は、オイルフリーがおすすめです。
排水ドレンの処理に関しても、給油式は適切な処理が必要ですが、オイルフリーであればそのまま排水可能です。
さらに給油式のコンプレッサーを使用しているが、オイルフリーと同じくらいクリーンなエアーが出せる方法はないかを思っている方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合には、オイルミストフィルターを使用するのがおすすめです。
・ドライなエアー
ドレン対策は必要です。
ドレン対策ができていないと、使用している機械や工具の中にドレン水が入ってしまいます。
そうなると、故障が発生したり、製品に悪影響が出たりすることでしょう。
ドレン対策はさまざまなトラブルを防ぐためには欠かせません。
・騒音について
住宅地が近かったり、早朝に稼働させたりする場合には、騒音についても検討した方が良いです。
コンプレッサーの中には音が静かなタイプのものも存在します。
使用場所に応じて適切なコンプレッサーを選定しましょう。
・用途による必要な設備
コンプレッサーそのものを準備すればそれで終わりではありません。
エアードライヤや空気タンク、エアーフィルターなど関連設備が必要になるでしょう。
そのため、コンプレッサー以外に何が必要かをしっかりと把握しておいてくださいね。
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