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コンプレッサーのメンテナンスについて紹介!

2023年4月3日

​​工場で使用する機械はどれもメンテナンスが必要ですよね。
コンプレッサーはたいていどの工場でも使用されており、工場における心臓と言っても過言ではありません。
コンプレッサーを安定稼働させるためにはメンテナンスが必要です。


そこで今回は、コンプレッサーのメンテナンスについて紹介します。

□メンテナンスをするメリットについて紹介

工場内のどれか1つの設備が止まってしまうと、工場における生産効率は大幅に低下しますよね。
それはコンプレッサーにおいても同様だと思います。
そのため、ここではメンテナンスをするメリットについて紹介したいと思います。

メリット1:維持費の削減ができること
定期点検を行う最大のメリットといえば、予防保全ができることだと考えております。
予防保全であれば、計画的に予算を設定したり、定期点検のスケジュールを生産工程の中に組み込んだりと余裕のある準備が可能になります。
そして、定期点検によって不具合箇所を発見する可能性を増やすこともできます。

また、このように不具合の発見機会を増やすことで、突然機械が停止したり故障したりする可能性を減らせます。
これはつまり、工場全体を安定して稼働させられるということです。

チョコ停や異音によって作業効率が低下することがあるでしょう。
こうした表面に現れにくい機械損失も未然に防げます。

メリット2:事故が防げる
定期点検をしている場合とそうでない場合は、事故の発生確率に大きな差が発生します。
そして、定期点検をしていない場合に発生する事故というのは、被害が大きくなる傾向にあります。
こうした大きな被害の事故が発生すると、長期間工場が停止してしまうでしょう。

こうなってしまうと大損害になってしまいます。
また、お金の問題だけではなく、工場で働く従業員が事故に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
万が一命に関わるようなことがあれば大変ですよね。

工場を安定して稼働させながら、従業員の安全を守るためにも、日々のメンテナンスを徹底したいですね。

□メンテナンスの方法について紹介

ここからは実際にメンテナンスの方法について紹介していきます。
メンテナンス方法がわからないという方はぜひ参考にしてくださいね。

・バルブ抜き
コンプレッサーを使用した後は、内部の空気を確実に抜くようにしてください。
また、タンク内の水にも注意が必要です。
水が溜まっていると結露が発生やすくなるので、定期的な水抜きも忘れずに行いましょう。

・保管方法
使用後は適切な場所で保管するように心がけましょう。
保管場所の環境についてですが、できる限り風通しの良い場所を選ぶようにしてください。
また、温度の高低差が激しい場所も避けましょう。
機械の消耗を早めてしまいます。

・フィルターの掃除
年に1回はお手入れをするようにしてくださいね。
小さなゴミがフィルターについていると使い勝手がどんどん悪くなってしまいます。
定期的に確認することをおすすめします。

・空気タンクのドレン
小さい空気タンクがついているタイプの場合は、空気タンクにドレンが溜まっていくので、排出しましょう。
空気タンクは鉄でできているので、錆が発生したり腐食したりといったトラブルが発生します。
最悪の場合は空気タンクに穴が開くこともあるので、気をつけてくださいね。

ドライヤのドレンに関しては、ドライヤで取り除けます。
ドライヤにはドレンを自動排出するトラップがついています。

・オイル量の点検
給油式のコンプレッサーをお使いの場合は特に注意が必要です。
オイルの量は毎日確認するようにしましょう。

オイルの点検は、オイルの量と減り具合を確認します。
オイルが不足しているとコンプレッサーが故障するので、オイルが切れないように気をつけましょう。

また、オイルの減りが早いこともあります。
その場合は、部品が消耗している可能性があります。
大きなトラブルが発生する前に点検することをおすすめします。

・異常振動や異常音の確認
圧縮機の内部から今までに聞いたことがない音や感じたことがない振動が発生している場合は、専門のエンジニアによる修理が必要かもしれません。
変だなと感じた時は早急に診断してもらいましょう。

・ボルト、ナット、ネジ類の緩み
コンプレッサーは振動を発生させる機械です。
そのためボルトやナット、ネジ類が緩みやすいです。
適切な工具を使用して増し締めをしましょう。

・ベルトの確認
前提として、元電源を遮断してから取扱説明書に従って確認をしましょう。
運転停止中にベルトの傷やクラックを確認します。
張り加減についても同時に確認しておきましょう。
緩みが感じられる場合は、電動機をスライドさせながら調整してください。
摩耗や傷があると、場合によっては交換が必要になるかもしれません。

以上がコンプレッサーの点検に関してでした。
他にもさまざまなところを点検、メンテナンスする必要があります。
実際に使用する際はメーカー指定の取扱説明書をよく確認してくださいね。

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