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2023年4月3日
「コンプレッサーではどんなことができるのか知りたい」
これからコンプレッサーを導入しようと考えている方の中には、上記のような悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、コンプレッサーでできることについて紹介します。
そして、導入する方に向けにコンプレッサーの種類や選定時のポイントについても紹介します。
ここではまずコンプレッサーとは何か、できることについて紹介したいと思います。
コンプレッサーとは簡単にいうと空気を圧縮してくれる機械のことです。
空気を圧縮して、高い圧力で吐出することによってさまざまな機械の動力源となるのです。
圧縮空気を利用する現場といえば、工場が代表的です。
工作機械やプレス機の駆動用として使用されることが多いでしょう。
製造過程におけるさまざまな場所で動力源を提供する機械としてコンプレッサーが活躍しています。
圧縮空気の供給が停止してしまうと工場の生産そのものが停止してしまいます。
そのため、コンプレッサーは工場の心臓部分とも言われることがあります。
生産現場において非常に大切な役割を果たしています。
より詳しくどのようなことができるのかついてみていきましょう。
まずは圧縮空気を力の伝達や作動に使用するパターンです。
わかりやすく説明すると、押したり回したりという動きをする機械に使用するということです。
・空圧工具
・エアブレーキ
・エアシリンダ
・エアクランプ
・エアホイスト
・エアモータ
次は、製造プロセスにおける活用方法です。
こちらは噴いたり、飛ばしたりという作業で使用されます。
・成形
・粉体輸送
・表面処理
・エアジェットルーム
・清掃エアガンや洗浄
・農業やゴルフ
最後に、制御や調整のために使用するパターンを紹介します。
こちらは混ぜたり冷やしたりといった工程で圧縮空気を使用します。
・エアレーション
・真空エジェクタ
工場や倉庫に限らずさまざまな現場で使用されていることがおわかりいただけたかと思います。
圧縮空気を使用するためにはコンプレッサーが必要ですが、どのコンプレッサーを選ぶかが大切です。
また、コンプレッサーを選ぶためには、コンプレッサーにはどのような種類があるのかを理解することが大切です。
そのため、まずはコンプレッサーの種類について紹介します。
・パッケージタイプコンプレッサー
こちらは、静音性に優れているという特徴があります。
後ほど紹介するタンクマウントタイプの延長のようなものです。
タンクマウントタイプを防音効果の高い箱に入れたものとイメージしていただければわかりやすいかと思います。
・タンクマウントタイプコンプレッサー
こちらはシンプルな構造が特徴的です。
また、車輪がついていることから、移動させるのが非常に簡単です。
・スクロールコンプレッサー
こちらはオイルフリーのタイプなので吐き出される空気が綺麗な状態というのが特徴的です。
また、稼働時の音が静かであること、振動が少ないことも大きなメリットです。
コンプレッサーの周辺であっても快適に作業ができるということです。
・ダブルクローコンプレッサー
こちらは少し特殊なコンプレッサーで、ローターが非接触であるために摩耗がなく長寿命です。
オスとメスのローターから構成されており、それぞれが反対方向へ回転することで空気を圧縮しています。
また、余分な補助器具を必要としないため、メンテナンスが容易であるという特徴もあります。
・スクリューコンプレッサー
こちらは工場エアとして最も普及しているタイプです。
オイル式の機構で音や振動が少ないという特徴があります。
こちらもオスとメスのローターが互いに回転することで空気を圧縮しています。
・レシプロコンプレッサー
こちらはシンプルな構造をしており、空気やガスなどさまざまな用途で使用されています。
往復運動によって圧縮空気を作り出しているために、音と振動が大きいというデメリットがあります。
そのため、周辺環境に騒音が出てしまっては迷惑がかかるという状況で使用することができません。
最後にコンプレッサーを選ぶ際のポイントを紹介したいと思います。
これからコンプレッサーを導入する場合は、紹介するポイントを参考にしてみてくださいね。
まずは種類に合わせて選ぶ方法です。
こちらには3つのポイントがあります。
・通常型
基本的にコンプレッサーといえば、モーターが搭載されていて、安価なものが選ばれやすいです。
モーターの焼き付けを防止するために使用するオイルが圧縮空気にも混ざってしまうという点には注意が必要です。
・オイルレス型
オイルを必要としないのがオイルレス型です。
オイルが空気と一緒に排出されることがないので、塗装や食品に対しても使用できます。
・サイレント型
通常型よりさらに動作音が小さいのがサイレント型です。
サイレント型にはオイルが必要なものとオイルレスのものがあります。
用途に合わせて最適なものを選びましょう。
次はスペックで選ぶ方法です。
・タンク容量
タンク容量が大きければ大きいほど使用できる圧縮空気の量も増えます。
容量が大きいと長時間コンプレッサーを使用できるということです。
・動作音
騒音対策をしなければならない工場で利用する場合は、動作音にも気をつけて選びたいところです。
オイル式のエアーコンプレッサーの動作音は、サイレント型でも掃除機と同じか少し抑えられる程度です。
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