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2024年7月22日
重量物の運搬や吊り上げに欠かせない存在であるチェーンブロック。
工事現場や工場など、様々な現場で活躍しているこの機器は、作業の効率化と安全性の向上に大きく貢献しています。
しかし、チェーンブロックを適切に使用するためには、その基本的な機能や種類、そしてトラブル対策について理解しておく必要があります。
本記事では、チェーンブロックに関する基本情報からついて動かない原因と対策についても詳しくご紹介します。
チェーンブロックとは、チェーンを利用して重量物を吊り上げたり移動させたりするための機器です。
その基本構造は、チェーン、ギア、フック、レバーなどで構成されており、手動式と電動式の2種類があります。
手動式は、レバーを手で操作することでチェーンを巻き上げ、重量物を吊り上げます。構造がシンプルで、電源が不要なため、屋外や電源のない場所でも使用できるのが特徴です。
一方、電動式は、モーターの力を利用してチェーンを巻き上げます。手動式に比べて作業の効率が高く、大型の重量物の運搬にも適しています。チェーンブロックは、建設現場や工場、倉庫など、重量物を扱う様々な現場で活躍しています。
例えば、建設現場では、鉄骨や資材の吊り上げ、工場では、機械や製品の移動などに使用されます。チェーンブロックを使用することで、重量物の運搬作業が大幅に効率化されるだけでなく、作業員の負担も軽減されます。また、適切に使用することで、作業中の事故のリスクを大きく減らせるのです。
チェーンブロックを選ぶ際は、使用目的や吊り上げる重量物の重さ、作業環境などを考慮する必要があります。
ここでは、手動式と電動式のチェーンブロックの特徴と、適用シーンに基づいた選び方をご紹介します。
手動式チェーンブロックは、軽量から中量級の重量物の吊り上げに適しています。電源が不要なため、屋外や電源のない場所でも使用できます。ただし、重量物が重すぎる場合や、頻繁に使用する場合は、作業員の負担が大きくなるため、電動式の導入を検討しましょう。
電動式チェーンブロックは、中量級から大型の重量物の吊り上げに適しています。モーターの力を利用するため、作業の効率が高く、大型の重量物の運搬にも適しています。ただし、電源が必要なため、作業環境に合わせて、電源の確保が可能であるか確認が必要です。また、チェーンブロックを選ぶ際は、吊り上げる重量物の重さに適した定格荷重のものを選ぶことが重要です。定格荷重を超えた重量物を吊り上げると、チェーンブロックが破損したり、事故につながったりする恐れがあります。
チェーンブロックは、適切なメンテナンスを行わないと、動かなくなったり、事故につながったりする恐れがあります。
ここでは、チェーンブロックで起こり得る主要な故障と、それらを防ぐための具体的な対策方法をご紹介します。
チェーンが絡まると、チェーンブロックが動かなくなります。絡まりを防ぐためには、定期的にチェーンの状態を確認し、ねじれや絡まりを解消することが重要です。また、チェーンの保管方法にも注意が必要です。使用後は、チェーンをきちんと巻き取って収納し、絡まりやすい環境を避けることが大切です。
ブレーキが磨耗すると、重量物を保持できなくなります。定期的にブレーキの状態を確認し、磨耗が激しい場合は、交換が必要です。また、ブレーキの磨耗はチェーンブロック全体の性能に大きく影響しますので、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。異音が発生する場合は、ブレーキが原因である可能性が高いので、早めの対応が求められます。
ギアが磨耗すると、チェーンブロックの動作が鈍くなったり、異音がしたりします。定期的にギアの状態を確認し、磨耗が激しい場合は、交換が必要です。ギアの磨耗は、使用頻度や荷重によっても異なるため、日常的なチェックが重要です。特に異音が発生した場合は、ギアの状態を詳しく調べる必要があります。
フックが変形すると、重量物が外れる恐れがあります。定期的にフックの状態を確認し、変形が見られる場合は、交換が必要です。フックの変形は、重量物の落下を招き、重大な事故に繋がる可能性がありますので、非常に注意が必要です。毎日の使用前にフックの変形や亀裂を確認し、異常があれば即座に交換することを心がけましょう。
これらの故障を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。毎日の使用前には、チェーンやフック、レバーなどに異常がないか確認し、定期的に専門家による点検を受けることをおすすめします。点検の際には、異音や摩耗、錆び、オイル漏れなどの兆候にも注意し、早期発見・早期対応を徹底することが重要です。安全な作業環境を維持するためには、日常の点検と定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
本記事では、チェーンブロックについて、その基本的な機能や種類、選び方、そしてトラブル対策について詳しくご紹介しました。チェーンブロックは、手動式と電動式の2種類があり、使用目的や吊り上げる重量物の重さ、作業環境などを考慮して選ぶ必要があります。また、適切な使用とメンテナンスを行うことで、作業の効率化と安全性の向上につながります。
一方で、定期的な点検とメンテナンスを怠ると、チェーンの絡まりやブレーキの磨耗、フックの変形などの故障につながる恐れがあります。
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