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クレーン・チェーンブロックの工事に関するよくある質問まとめ

2025年11月19日

当社では、クレーン・チェーンブロックの新設・更新・定期点検など、幅広いサービスを提供しています。日々サービスを提供させていただく中で、様々なご質問をいただきます。

そこで今回は、クレーン・チェーンブロックの新設・更新・定期点検など工場工事に関するよくあるご質問をまとめました。

 

Q1. クレーンの法定点検の種類と頻度を教えてください。

A1. 労働安全衛生法に基づき、吊り上げ荷重0.5トン以上の全ての天井クレーンは、下記のように1年以内に1回、1ヶ月以内に1回、自主検査を行う必要があります。

  • 月次点検(月1回以内):クレーン等安全規則第35条~第39条に基づき、主要部品の機能や摩耗、損傷の有無をチェックする点検です。

  • 年次点検(年1回以内):同規則第34条及び第36条~第39条に基づき、性能を維持しているか、主要構造部の異常の有無を確認する精密な点検です。

また、こうした自主検査及び点検の結果は記録し、3年間保存する必要があります。

Q2. 日常点検で特に注意すべき故障の前兆は何ですか?

A2. 最も重要なサインは「異音・異常振動」です。特にホイストのギヤボックスや走行車輪周りから、「ガタガタ」「キーキー」といった音が聞こえたら、ベアリングやギヤの損傷、ブレーキの摩耗が進行している可能性が高いです。また、チェーンやワイヤーロープの素線切れや伸びも必ず確認してください。

Q3. チェーンブロックのチェーンの寿命や交換時期の目安はありますか?

A3. チェーンの寿命は使用頻度や環境によりますが、チェーンリンク間の伸び率が新品時から規定値以上になった場合が交換時期の目安となります(一般的に3%程度)。また、錆びや摩耗、目視できる変形がある場合は、強度低下リスクがあるため即時交換を推奨します。

Q4. クレーンの給脂(グリスアップ)はどれくらいの頻度で行うべきですか?

A4. 部位によって異なります。走行車輪の軸受けやギヤボックス、ワイヤーロープなど、摺動部や回転部には定期的な給脂が必要です。多くの場合は月次点検時に実施しますが、高温多湿の環境高頻度稼働の設備はグリスの劣化が早まるため、頻度を高める必要があります。

Q5. 異常を発見した場合、どの時点で作業を停止すべきですか?

A5. 異音、振動、急な動作不良、吊り上げ能力の低下、フックの変形など、安全な荷役作業に支障をきたす可能性のある異常を発見した時点で、直ちに作業を停止し、専門業者による診断を受けてください。小さな異常の放置が、重大な事故や突発的な生産停止に繋がります。

Q6. クレーンが急に動かなくなった場合、緊急で対応してもらえますか?

A6. 南関東エリアの場合、迅速な対応が可能です。当社では、お客様の生産停止時間を最小限に抑えるため、緊急性の高い突発故障には可能な限り迅速に対応できる体制を整えています。まずはお電話で故障状況(場所、クレーンの種類、現象)をお知らせください。

Q7. 修理にかかる費用はどの程度を見ておけば良いですか?

A7. 故障箇所によります。軽微なブレーキ調整や電気接点の交換であれば数万円~ですが、ホイストユニットや走行モーターの全交換、制御盤の載せ替えとなると数十万~数百万円規模になることもあります。現地調査の上、正確な原因と見積もりを提示いたします。

Q8. 摩耗した部品の交換は、純正品以外の使用も可能ですか?

A8. 構造や安全に関わる重要部品(例:ブレーキ、ワイヤーロープ、主要なベアリング)については、安全基準と互換性を保証できる純正品または同等品の使用を強く推奨しています。特に荷重を支える部品の安易な代替は、事故のリスクを高めます。

Q9. ブレーキの効きが悪いのですが、修理と交換のどちらが良いですか?

A9. 症状によって異なります。ライニングの摩耗が原因であればライニング交換で対応できます。しかし、ブレーキドラムやマグネットコイル自体に損傷がある場合、またはブレーキの寿命が近い場合は、ユニット交換を推奨します。安全装置のため、単なる修理でなく、確実に機能を回復させることを最優先します。

Q10. 制御盤の修理と更新の判断基準を教えてください。

A10. 制御盤内の部品(マグネットスイッチ、インバータなど)の部品供給状況老朽化度合いで判断します。

  • 修理:軽微な接点不良や、供給可能な部品で対応できる場合。

  • 更新:製造終了部品が多く、故障のたびに生産が止まるリスクがある場合や、インバータ化による省エネ・速度制御など、機能向上を図りたい場合。

Q11. 天井クレーン本体の一般的な耐用年数(寿命)はどれくらいですか?

A11. 法定耐用年数はありませんが、設計上の標準使用期間は約20〜30年程度とされています。ただし、使用頻度やメンテナンス状況に大きく左右されます。特に25年を超えると、主要構造部材の疲労や老朽化が進み、定期的な非破壊検査計画的な更新が推奨されます。

Q12. クレーンを更新する際、全て入れ替える必要はありますか?

A12. いいえ、必ずしも全てを交換する必要はありません。走行桁やレールが健全な場合、ホイストや走行モーター、制御盤など、**電気・機械系のみを最新のものに交換する「部分更新(リフレッシュ)」**も可能です。これにより、コストを抑えつつ、安全性と操作性、省エネ性能を向上させることができます。

Q13. 更新工事にかかる期間はどれくらいですか?

A13. 既存クレーンの撤去から新設クレーンの据付、試運転、使用検査完了まで、一般的な天井クレーンの場合、トータルで1週間~2週間程度を見ていただくことが多いです。当社の専門チームが、生産停止期間を最短にするための綿密な施工計画をご提案いたします。

Q14. 更新と修理を比較した際の費用対効果の考え方を教えてください。

A14. 稼働年数が20年を超えている場合、修理を繰り返すよりも更新が有利です。

  • 修理:一時的に復旧しても、すぐに別の箇所が故障するイタチごっこになりがちです。

  • 更新:最新機種は省エネ性能作業効率が向上しており、故障リスクが大幅に低減するため、ランニングコストと保全工数を削減できます。

Q15. 古いクレーンの吊り上げ荷重を増やしたいのですが可能ですか?

A15. 構造上、非常に難易度が高いです。荷重増加は、走行桁、主巻ホイスト、基礎、建屋構造など、全てに大きな負荷がかかるため、建屋強度計算を含めた大規模な改修が必要です。基本的には、新しい荷重に合わせた新設または完全更新を推奨します。

Q16. 新しいクレーンを設置する際、どのような法規制がありますか?

A16. 吊り上げ荷重によって異なります。

  • 3トン以上:設置前に製造許可、完成後に使用検査が必要です。

  • 0.5トン以上3トン未満:設置後に設置報告書の提出が必要です。 いずれも、クレーン等安全規則に基づき、有資格者による設計・設置が求められます。

Q17. クレーン新設工事の最短納期はどれくらいですか?

A17. クレーンの種類(標準品か特注品か)やサイズによりますが、設計・製作期間も含めると、一般的に3ヶ月~6ヶ月程度が必要です。標準的な天井クレーンであれば、短納期での対応実績もございますので、お急ぎの場合はご相談ください。

Q18. 見積もりを依頼する際に、事前に何を準備すればスムーズですか?

A18. 以下の情報があると迅速な対応が可能です。

  1. 既存クレーンの仕様:メーカー、製造年、吊り上げ荷重、スパン(走行桁の長さ)。

  2. 工場の図面:建屋の梁の高さや走行レールの配置がわかるもの。

  3. ご希望の工事内容:修理、更新、新設の別と、納期や予算の目安

クレーン・チェーンブロックの新設・更新・修理メンテナンスは当社にお任せください!

当社では、クレーン・チェーンブロックの新設・更新・定期点検サービスを展開しています。特に南関東エリアであれば、専門スタッフが迅速に対応いたします。

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