工事の背景・工事前の課題
お客様からコンプレッサーの調子が悪いとご相談をお受けしましたので、コンプレッサーを原因として、ブレーカーが落ちるなどの症状を確認しました。コンプレッサーを確認したところ、コンプレッサータンク内に水が溜まってしまい、水抜きバルブを開放しても抜き切れていないことが判明しました。
<コンプレッサーの故障の予兆>
1.ベルトの磨耗・劣化による異音や小刻みな振動は、ベルト切れやモーターの破損につながる
2.周囲温度が40度以下またはオイルが規定量に達していない場合では、吐出温度異常につながる
3.吸込フィルターの目詰まりによる昇圧不良が吐出空気の低下につながる
4.オイルの消費が早い場合には、部品の故障につながる
5.空気の圧縮により発生する水が、部品の腐食につながる
改善効果・当社からの提案
そこで、弊社にてコンプレッサーのメンテナンスを実施させていただきました。具体的には、オイル交換・ベルト交換・水抜き作業・ドレンバルブ交換等を実施させていただき、当初の水が抜けないことに起因する、ブレーカーが過負荷の発生とブレーカーが落ちる現象がなくなったしたことを確認し、修理完了とさせていただきました。
<コンプレッサーを長持ちさせるために>
1.オイルの点検により不足オイルの注ぎ足しや漏れの確認をする
2.吸込フィルターの定期的な掃除
3.コンプレッサーを使用後、タンク内の空気を抜いて圧力を無くす
4.コンプレッサーを使用後、タンク内の水を抜いて錆びを発生させない