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2022年10月4日
「コンプレッサーのオイルってどのように交換するのか」
オイルの交換方法がわからなくて困っている方はいらっしゃるでしょう。
また、オイルの交換頻度や日々の点検方法やオイルの種類についても教えてほしいという声もよく聞きます。
そこで今回は、コンプレッサーのオイル交換方法とオイル種類について紹介します。
コンプレッサーのオイルの交換方法は以下の通りです。
・点検窓の確認
・排出口を開ける
・古いオイルを流す
・オイルドレンを閉める
・給油口からオイルを投入
・点検窓の確認
・給油口のキャップを閉める
それぞれの工程について詳しくみていきましょう。
1. 点検窓の確認
点検窓とは、中にあるオイルの残量と色を確認するためのものです。
交換のタイミングはメーカーによって異なるので、取扱説明書をよく確認するようにしてくださいね。
ただし以下のような場合においてはオイルの交換をしてください。
まずは点検窓の黒い丸を確認します。
そして、その黒い丸よりもオイルの残量が上にあったらオイルの量が多すぎます。
反対に、オイルの残量が黒い丸よりも下回っていたら、オイルが不足しています。
オイルが多い場合はオイルを減らしてくださいね。
2. 排出口を開ける
排出口をレンチで緩めたら、あとは手で開けるようにしましょう。
3. 古いオイルを流す
開けたら古いオイルが流れ出てくるので、回収用のボックスを用意しましょう。
ボックスとは言っても古いペットボトルなどで構いません。
意外とすぐオイルが流れ出てくるので気をつけてくださいね。
4. オイルドレンを閉める
古いオイルを流し終わったら、オイルドレンを閉めてください。
5. 給油口からオイルを投入
次は、給油口位のキャップを開けて新しいオイルを注入します。
漏瑚を使いながら注入すると簡単にできますよ。
6. 点検窓の確認
オイル投入後は、オイルの量が適切かどうかを確認しましょう。
先ほど紹介した黒い丸と残量の位置から適切な量かどうかを判断してくださいね。
7. 給油口のキャップを閉める
最後に給油口のキャップを閉めたら作業は終了です。
閉めたらしっかりと稼働するかどうかも一緒に確かめておくことが大切です。
はじめにコンプレッサーが給油式なのか無給油式なのかを確認するところからスタートです。
給油式は圧縮機の本体内部に油が入り、無給油式は本体内部には油が入りません。
しかし、無給油式のものでも作動油としてのオイルは必要なので、その点は気をつけてくださいね。
給油式レシプロコンプレッサーの場合は、特にオイル管理には注意しましょう。
レシプロコンプレッサーは、ピストンを上下させながら空気を圧縮します。
シリンダとピストンとリングが重要になってくるのですが、オイルが不足しているとリンスが摩耗してしまいます。
レシプロコンプレッサーの場合は、ブレーカを落としてからエアーゲージの針を確認してみてください。
針が0MPaを示していることが確認できたらオイル交換をしましょう。
次にスクリュー機の場合についても紹介します。
オイル量が低下すると、圧縮機エレメント内の温度上昇が発生し、オーバーヒートになることがあります。
オイル交換の際にはオイルフィルタエレメントも一緒に交換しましょう。
最後にコンプレッサーオイルの種類について紹介します。
基本的にオイルは、化学合成油か鉱物油の2種類が一般的です。
コンプレッサーには、レシプロタイプとスクリュー式タイプがありますよね。
それぞれで使用する油を使い分ける必要があります。
レシプロタイプでは鉱物油を使用し、スクリュー式タイプでは化学合成油を使用します。
コンプレッサーを長く使用していただくためには、メーカー純正のオイルを使用することをおすすめします。
なぜ純正のオイルを使用することを勧めるのかというと、スレッジの問題が発生するためです。
圧縮機の中では空気中のゴミが原因で、オイルのカスが発生します。
これらのことをスレッジと呼んでいるのですが、スレッジは圧縮機本体の性能を悪くしたり、吐き出す空気の温度を上昇させたりと厄介です。
メーカー推奨のオイルを使った方がスラッジの発生は抑えられるでしょう。
スクリューコンプレッサーのオイルの銘柄についての質問がよくあります。
最近のコンプレッサーでは、合成油を使用している方が多いのではないでしょうか。
値段は高価ですが、鉱物油よりもオイル交換の頻度が短かったり、機械が劣化しやすくなったりとさまざまなメリットがあります。
今回は、コンプレッサーのオイル交換方法とオイル種類について紹介しました。
オイルの交換方法や交換頻度、オイルの種類についてご理解いただけたでしょうか。
日々の点検方法も紹介したので、メンテナンスは欠かさないようにしてくださいね。
その他コンプレッサーに関しての質問があればお気軽に当社までご連絡ください。
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