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コンプレッサーの寿命はどのくらい?寿命を長くする方法もご紹介!

2023年9月13日

コンプレッサーとは、あらゆる工場で使用されている機械のことを指しており、工作機械やプレス機といったものの動力源としての役割を持ちます。

特にこれからコンプレッサーを導入しようとお考えの場合、コンプレッサーの種類やコストについて把握することも大切ですが、まずはどれくらいもつのかを把握しておくことが重要です。
そこで今回は、コンプレッサーの寿命や故障した際の見分け方、長持ちさせる方法についてご紹介します。

□コンプレッサーの寿命は長い?耐用年数を紹介!

コンプレッサーといっても、どこで使われるのかによって寿命は変わります。
そのため、業種によっても変化することを前提にご覧ください。

*自動車工場の場合

自動車工場で用いられるコンプレッサーの場合、自動車整備のために用いるのか、それ以外で用いるのかで寿命が変わってきます。
自動車整備において、車のタイヤに空気を入れる用途の場合、寿命は15年ほどです。
そうでない場合、寿命は10年ほどと、少し短くなっています。

*金属加工の場合

金属加工でコンプレッサーを用いる場合、法律で決められた耐用年数に従う必要があります。
金属を彫る彫刻業や金属製ネームプレート製造業用設備のコンプレッサーであれば、その寿命は6年です。
その他の用途の場合、寿命は10年です。

□コンプレッサーが故障したかも?故障のサインを把握しましょう!

コンプレッサーを日常的に使っていると、寿命が来る前に故障してしまうケースがあります。
その原因は、マグネットクラッチが故障してしまったり、コンプレッサーに亀裂が入ってしまったりなどが挙げられます。

コンプレッサーが故障したまま放置してしまうと、製造・整備過程において悪影響を及ぼしてしまいます。

1. マグネットクラッチが故障してしまう

マグネットクラッチとは、コンプレッサーを起動する際のボタンのことを指します。
基本的にマグネットクラッチを押した際はカチッと音がするのですが、故障している場合は音がしません。
普段コンプレッサーを使用するタイミングで、マグネットクラッチの音がするかどうかを確認するようにしましょう。

2. コンプレッサーに亀裂が入ってしまう

コンプレッサーの使用中は常時負担がかかっている状態であるため、これが原因で亀裂が入ってしまうことがあります。

ファンベルトとエンジン部分が連結しているため、エンジンが稼働している際はその振動が直接伝わってしまいます。
それによって亀裂が入ってしまうのです。
亀裂が入ると、そこからガスが漏れてしまい、稼働時に悪影響が出てしまいます。

3. コンプレッサーが詰まってしまう

コンプレッサーが詰まってしまうことで、焼きつきが起こってしまう可能性があります。
元々コンプレッサーの中には、コンプレッサーオイルと呼ばれるものが入っており、これがコンプレッサー内を滑りやすくしたり、ガス漏れを防いでくれたりすることで、焼きつきを防いでくれています。

しかし、普段使いの最中コンプレッサー内に異物が混入してしまうと、うまく稼働できずに焼きつきを起こしてしまうことがあります。
コンプレッサー内だけでなく、エアコンシステムが原因による詰まり、焼きつきも挙げられます。

4. コンプレッサー自体が寿命を迎えてしまっている

前項で挙げたように、コンプレッサーはある程度の寿命年数が決められており、寿命が近づいてくることで故障してくることもあります。
寿命の場合は、修理・買い替えを検討しましょう。

□コンプレッサーをなるべく長持ちさせたい!方法はある?

せっかく導入したコンプレッサー、寿命なら仕方ないですが、できるだけ長持ちさせたいですよね。
コンプレッサーを極力長持ちさせるためには、こまめにメンテナンスをしておくことをお勧めします。
また、コンプレッサーの圧力を上げすぎないこともポイントです。

*こまめにメンテナンスを受ける

コンプレッサーを定期的にメンテナンスさせることによって、劣化している箇所や故障している箇所を事前に見つけられます。
これによって、状態が悪くなりすぎる前に修理できるのです。

*圧力を上げすぎない

コンプレッサーにもよりますが、ご自身で圧力を調整できる場合があります。
コンプレッサーの圧力をあげると、その分回転数が高くなるのですが、無駄に圧力を挙げてしまうと寿命が短くなってしまいます。
できるだけコンプレッサーの圧力・回転数は上げないことをおすすめします。

コンプレッサーには寿命があり、用途によって寿命が異なります。
また、コンプレッサーが故障してしまう原因がいくつかありますが、こまめにメンテナンスをすることで故障の早期発見ができます。
また、圧力を上げすぎないことも意識しておきましょう。

コンプレッサーの修理・メンテナンスサービスをご希望の方はこちら!
https://t-koji.com/service/904/

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