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2022年12月5日
「コンプレッサーが故障して困っている」
「コンプレッサーの調子が悪いが原因がわからない」
こうした悩みをお持ちの方は多いでしょう。
故障の予兆や原因、対策について知っておきたいですよね。
そこで今回は、コンプレッサーの故障に関して予兆や原因、対策について紹介します。
そもそもコンプレッサーはいきなり故障するものなのでしょうか。
確かに長く使っていれば故障が発生する可能性はどんどん高まっていくのですが、いきなり壊れるというよりは何かしらの予兆が見受けられることが多いです。
そのため、この予兆を見逃さないことが大切です。
しかし、どういった予兆があるのかを知らないと発見できないですよね。
ここからは故障の予兆について紹介していきます。
・圧縮機本体から異音がする
メーカーや機種によっても正常時の音はさまざまです。
そのため、普段どんな音がしているかをしっかりと聞いておく必要があります。
異音としてガリガリとした音が聞こえた場合には気をつける必要があります。
この場合は内部のベアリングが破損していたり、ピストンロッドの大端部のメタルが溶けていたりする可能性があります。
変な音がするなと感じた場合、ほとんどは経年劣化によるダメージでしょう。
・ベルトからキュルキュルと異音が聞こえる
こちらの場合は単純にベルトが劣化しているということも考えられますが、プーリが摩耗してベルトのテンションが甘くなっている可能性もあります。
もしゴムの焼けた臭いがするという場合は、専門家に点検してもらった方が良いでしょう。
・吐出温度異常
もしスクリューコンプレッサの吸い込み温度が40度以下でない場合は、吐出温度異常です。
ただしメーカーによっては45度以下で設定されている場合もあるので、カタログをよく確認しておきましょう。
オイルが規定量に達していなかったり、オイルクーラーやオイルフィルターが汚れていたりする場合も同様の現象が起きることがあります。
・異常な振動を感じる
防振ゴムが劣化していたり、圧縮機本体が不調だったり、モーターに異常が起きていたりする可能性があります。
振動で何かしらの故障が発生してしまった場合は、修理までにかなりの時間がかかるでしょう。
いつもと違う振動を感じた場合は、早急に点検依頼を出しましょう。
・圧力の上昇が遅い
吸い込みフィルタ―が目詰まりを起こしていると、圧力の上昇が遅くなることがあります。
また、エアー漏れも可能性として考えられます。
吐出バルブを閉じたままにしてもコンプレッサーの上限圧力まで昇圧しないときは、基盤や電磁弁などに問題があるかもしれません。
・オイルの消費が早い
パッケージ内部でオイルが漏れていたり、オイルセパレータエレメントで目詰まりが起きていたりする可能性があります。
そのほか、ピストンリングが摩耗していたり、シリンダが損傷していたりすることも予想できます。
早いうちにメンテナンスをしましょう。
・エアー内に水が発生し始めた
ドライヤーの不調やドレントラップの排出不良が原因でしょう。
専門家に診断してもらうことをおすすめします。
ここからはコンプレッサーでよく発生するトラブルを紹介します。
1. 電気のトラブル
・サーマルトリップ
特に100Vの場合にトラブルが発生しやすいです。
急に使えなくなったという場合には、上記が原因である可能性が高いです。
2. メンテナンス不足
・ドレンの排出がされていない
・弁セットの洗浄
・フィルター内のゴミ
・吸い込みフィルターの汚れ
・コンデンサの汚れ
上記5つは全てメンテナンスやお手入れ不足が原因で発生します。
これらを放置していると、故障の原因へと発展してしまうため、気をつけてください。
3. 人為的なミス
・スタッフの操作ミス
・エアーを使った機械の故障
・継手の増し締め不十分
・エアードライヤ内の音
・接触の不具合
・充填時間の把握
・ドライヤ除去運転
・ドライヤ先行運転
圧力が上がらなかったり、コンプレッサーから水漏れしたり、末端エアーから水が出てきたり、コンプレッサーに水が溜まったりとさまざまなトラブルにつながります。
4. 使い方の間違い
・屋外設置による熱
・木枠のまま設置
・チョークがきちんと戻っていない(エンジンコンプレッサー)
・ドレン排出不足
・オイル給油口の蓋をせずに運転
メーカーや機種によって正しい使用方法はさまざまです。
カタログや説明書をよく読んだ上で、正しい使い方ができているかを確認しましょう。
ここからは故障の原因とその対策について紹介します。
主な故障の原因は、以下の3つです。
・ゴミ詰まり
・冷媒漏れ
・劣化
では、こうした故障にはどう対処したら良いのでしょうか。
対策を紹介していきます。
対策1:こまめな掃除
とにかく掃除が大切です。
ゴミ詰まりが原因で故障するというのは本当に多いです。
月に1回は掃除をしましょう。
対策2:室外機にカバーをつける
外部からのゴミを防ぐだけでなく、雨風から守ることもできます。
簡単な対策なので、ぜひ試してみてくださいね。
対策3:使用時間の短縮
稼働時間が長くなるにつれて、故障のリスクも高まっていきます。
どうしても稼働させなければならない場合は仕方がないですが、余裕があるのであればコンセントを抜いておきましょう。
壊れている機械を修理したいという場合は、ぜひ当社までご相談ください。
安心・迅速なサービスを心がけており、出張修理も承っております。
お電話やメールでのお問い合わせが可能なので、お気軽にお声掛けください。
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