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2026年1月28日
プレス機、昇降機、加工機など、「油圧装置」は工場の重要設備を動かす機器です。 そんな油圧装置ですが、「最近、ポンプの音がうるさい」「シリンダーの動きが以前より遅い」「油温がすぐに上がる」といったトラブルを抱えていませんか?
油圧装置のトラブルほとんどは「作動油の管理不足」が原因と言われています。そこで今回は、油圧機器の寿命を縮める要因である「キャビテーション」と「油温上昇」について解説します。
油圧ポンプ稼働中に、「ジャージャー」「バリバリ」といった、砂利が混じったような激しい音がする場合、「キャビテーション」や「エアレーション」が発生している可能性が高いです。
ポンプがオイルを吸い込む際、吸込口の目詰まりや、吸込管の抵抗が大きいと、ポンプ内部の圧力が極端に低下します。すると、オイルの中に溶け込んでいた空気が気泡となって現れます。 この気泡が加圧された瞬間に弾け、その衝撃波がポンプ内部の金属を削り取ってしまいます。これが異音と振動の正体であり、ポンプ故障の主要因です。
こちらは「外部から空気を吸い込んでしまっている」状態です。タンク内の油量が不足しており、吸込口から空気を吸っている。配管の継ぎ目(フランジやパッキン)から空気が侵入している。戻り配管が油面より高い位置にあり、落下した油が泡立っている。
これらはオイルを白濁させ、潤滑性能を低下させるだけでなく、油圧シリンダーのスティックスリップ(シール部材の静止摩擦と動摩擦の差により振動・異音が生じる現象)を引き起こし、製品精度にも悪影響を与えます。
異音が発生した場合、まずは以下の点検を行ってください。
・サクションストレーナ(フィルタ)の清掃・交換: タンク内の吸込口にあるフィルタがスラッジ(ゴミ)で詰まっていませんか?ここが詰まるとキャビテーションが直発します。
・油面計(レベルゲージ)の確認: オイルレベルが規定値内にあるか確認してください。不足していると空気を吸い込みます。
・吸込配管の点検: 配管の継ぎ目に緩みがないか、亀裂がないかを確認します。
油圧装置にとって、適正な油温は一般的に30℃〜50℃程度と言われています。 もし、タンクの表面が触れないほど熱い場合、危険な状態です。
粘度低下による油膜切れ: オイルは温度が上がるとサラサラになります。すると、金属同士の摩耗を防ぐ油膜が形成されなくなり、ポンプやバルブの焼き付きが発生します。
油漏れが増える: サラサラになった油は隙間から逃げやすくなるため、圧力が上がらなくなったり、シリンダーの速度が低下したりします。
パッキン・シールの劣化: 高温はOリングなどのゴム部品を硬化させ、外部への油漏れを引き起こします。
オイルの酸化劣化: 一般に、油温が60℃を超えると、温度が10℃上がるごとにオイルの酸化速度は2倍になると言われています。酸化したオイルはスラッジを生成し、バルブ固着の原因となります。
油温上昇の対策として以下の項目をチェックしましょう。
1.オイルクーラー(熱交換器)の点検
水冷式の場合、冷却水は流れていますか?空冷式の場合、フィンにホコリが詰まっていませんか?ファンの清掃だけでも冷却能力は回復します。
2.タンク周辺の通気性
油圧ユニットの周りに物を置いていませんか?通気性を良くし、熱を逃がすことが重要です。
3.定期的な作動油交換
劣化したオイルは潤滑性が落ち、摩擦熱が発生しやすくなります。メーカー推奨期間(一般的には1年〜2年、または2000〜3000時間)ごとの交換を推奨します。
当社では、油圧機器の修理・メンテナンスを行っております。こんなことはできないか?といったお問合せにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください!
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